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Laboratory of Microbiology, Faculty of Veterinary Medicine, Hokkaido University
ウイルス感染症の制圧に向けた国際協力
テーマ①

当研究室では家禽、家畜およびヒトを含む哺乳動物のインフルエンザの疫学調査で分離されたウイルスを蒐集、系統保存しています。さらに実験室内で作出した遺伝子再集合ウイルスを合わせることで、このライブラリーにはすべてのHAとNAの組合わせである、144通りのウイルスが保管されています。また、我々はこのウイルスを用いてワクチンを試製し、今後起こるだろうインフルエンザパンデミックに備えています。
当研究室保有のインフルエンザウイルスは、すべてデータベースに登録されており、一元管理されています (https://virusdb.czc.hokudai.ac.jp/)。
このテーマに関する最近の成果:
テーマ②

当研究室はWOAH (世界動物保健機関) の鳥インフルエンザリファレンスラボラトリーに指定されており、当該疾病の国際的制圧に向けた技術的支援を行っています。また、国内における死亡野鳥の高病原性鳥インフルエンザ診断も請け負っています。
このテーマに関する最近の成果:
Hew et al., Emerg Infect Dis, 2024; Hiono et al., Virology, 2023
テーマ③

感染症の研究では、病気に対する個体での制御や回復だけではなく、集団での感染拡大の様式やその要因、およびそれに対する対策の立案が重要です。実際のフィールドでの疾病発生や対策方法に関するデータを分与頂き、疫学的手法にて疾病浸潤状況やその制御の可否について研究を行っています。
このテーマに関する最近の成果:
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